2001.8.21 更新


なんとアニメ化が決まった、カービィ登場です。
ちなみにスタートは下記の通りです。
 
 ・
CBC/TBS系 全国26局ネット
 ・10月6日(土) 朝7:30〜

実は私、スマブラ作りながらも、カービィアニメの監修などもしておりました。
カービィアニメの話が最初にあったのは、2000年頭ぐらいですから、相当長くなりますね。
いや、私が色々話すのは、現場で実際に苦しみながらがんばっているスタッフの方々やカントクに悪いのでナニですが。

『星のカービィ』は、私がハル研究所に入ってすぐにディレクターをつとめることになった作品です。当時19才。

当時のファミコンソフトなどは難しく、ゲームにはじめて触れる方がとっかかりを無くしている、ということで、「誰にもやさしくプレイできるよう」デザインしました。
目、口、手足しかないカービィのデザインは、その時に企画のプレゼンに自分が打ったドットそのものです。

次に作ったのはファミコンソフト『星のカービィ・夢の泉の物語』。
ここで”コピー能力”という特徴を持たせたのは、「初心者と上級者の住みわけ」を狙ったためです。
初心者はすいこみ、飛行さえ使えればなんとか進め、上級者はよりマニアックなコピー能力を多彩に使いこなして進んでいけるという。

カービィというと、いかにも”こども向け”というイメージがあるものですが、その後の『星のカービィ・スーパーデラックス』も『大乱闘スマッシュブラザーズ』も含め、決して”低年齢層”を狙っているわけではなかったのです。

初心者にはスルリと入れて、上級者はよりつっこんで楽しめる。
そこを重要視していることは今もかわりありません。
そのためにゲーム性を犠牲にしているところがあるのは意図的なものです。
カービィは、飛行なんてできないほうがスリルが増しますが、スリルを追ってゲームに初めて触れる人をないがしろにしてはいけません。

そんなところが、私の考えと任天堂イズムがマッチしているところなのかもしれませんね。

ちなみに、来年はカービィが10周年をむかえます。
年を取るわけですわ。

おっと!話がそれすぎました!長すぎました!
早くかたづけて作業にもどります!
 





【 画面は開発中のものです】




カービィの必殺ワザ表
通常必殺ワザ すいこみ
横必殺ワザ ハンマー
上必殺ワザ ファイナルカッター
下必殺ワザ ストーン